Fauzan Abimanyu Putra Katara

Jakarta, 15 Desember 1998

ファウザン・アビマニュ・プトラ・カタラ

1998年12月15日　ジャカルタ生まれ

　「僕はすごく陸軍に入りたくて、真面目に勉強してるんです。好きなアニメは、クレヨンしんちゃんです。もしバイクといえばヤマハかカワサキだけど、漫画といえば、ナルトとコナン。合気道も勉強したいけど、貰った奨学金は貯金して、お金が貯まったら、ノートパソコンを買いたいです。」

　ファウザンの母親は、パンダン・カレッジの奨学金プログラムのために、いくつかのアドバイスを伝えた。

　「このプログラムは大変良いものです。特に、子供が真面目に勉強をするモチベーションを高めるためになります。子供たちは、一生懸命勉強し、評価を得て、きっと自分に誇りを持ったことでしょう。一般的に、生活力のない家族に対して奨学金が与えられますが、パンダン・カレッジの奨学金は、家族の生活レベルではなく、子供自身の学力レベルで選んでいます。

　インターナショナルスクールに通わせることができる家庭の子供すべてが、公立の学校に通っている子供と比べてより能力が高いとは限りません。

　なぜなら子供の知能レベルと家族の経済レベルとは、ずっとは直線比例しないのです。それでもやはり、家族の経済レベルと、栄養レベル、子供の知能のレベルにも影響があることは否定できませんが。」

　パンダン・カレッジに対して、ファウザンさんは、バリ以外にも日本語学校を開校するように提案している。

　「現在、パンダン・カレッジはバリにしかありません。奨学金を得たのは、バリ以外子供たちです。だからと、ある日本語学校、としか知りません。

　しかし、バリ以外に学校があったら違います。特に、奨学金を受け取った子供のいる地域なら、パンダンカレッジを訪れることができるかもしれません。パンダン・カレッジの方に会うことができれば、奨学金を与えてくれた方に対して、直接、感謝の気持ちを出して、表現することができるでしょう。」

　その他、彼女からの提案は、奨学金は２学期末に与えられ、奨学生の期間中12ヶ月は、奨学金を受けた後の2学期の成績と次の学年の成績を、進級する前に、パンダンカレッジへ提出すれば、奨学生の進歩を知ることができる、というものだ。

　「子供たちは、彼らが受け取ったメッセージに責任を持つことになるでしょう。一方で、パンダン・カレッジは奨学金を支給する側として、奨学生たちと関係を継続して持ち、成績を保てるかどうかも知ることができます。」

　彼女は最後に、来る年に、寄付や賛助者がよりもっと増え、多くの生徒が奨学生なることを願った。