ジャカルタ:2005年初めに完成し、2005年4月28日よりインドネシア国内の映画館で封切られた映画「ジョニーの約束」(Janji Joni)は、コメディー、ロマンス、スリルが見事に織り込まれた作品である。主演はニコラス・サプトゥラ、マリアナ・レナタ、そして、2004年チトゥラ賞受賞者(両名共)のラシェル・マリアムとスルヤ・サプトゥラ。

 

ジョコ・アンワールが脚本、監督を手がけた「ジョニーの約束」は、映画フィルム配達人である主人公ジョニーをめぐってストーリーが展開する。映画館から映画館へとフィルムを配達して回るジョニー(ニコラス・サプトゥラ)は配達の時間に一度も遅れたことがない。ところが、ある日エンジェリックという名の女の子(マリアナ・レナタ)とある約束(「遅れてはいけない」約束)をした時からジョニーの波乱の冒険が始まる。ハラハラドキドキの緊迫感あり、笑いあり。まるで街全体が共謀して彼を妨害しているかのように、バイクは盗まれ、見ず知らずの人との口論に巻き込まれ、カバンも盗まれたあげく、今度はいきなり映画出演させられるハメに…といったハチャメチャぶり。さて、結末はいかに?ジョニーはエンジェリックとの約束を果たしデートに漕ぎ着けることができるのだろうか?

 

「ジョニーの約束」でのニコラス・サプトゥラは別人のようだ。これまでは堅気でシリアスな役柄が多かったが、今回のジョニー役では今までと全く異なるキャラクターに扮するニコラスの新しい一面を発見できる。

 

プロデューサーはニア・ディナタ。加えて、2004年チトゥラ賞受賞者を含むトップクラスの役者たち(トラ・スディロ、ドゥウィキー・リザ、ギト・ロリース、フェディ・ヌリル、ウィンキー・ウィルヤワン、リア・イラワン、インドラ・ビロウォ、ジャジャン・C・ノエル、スジウォ・テジョ)が出演、また、アクション界のスーパースターことバリー・プリマの驚異的なカムバックともなった。さらにこの映画では、ノエラ・ビロウォ、アナンディタ、アデタシャなどの有望新人も登場している。

 

2005年1月に18日間かけて撮影された(medium film celluloid 35mm)映画「ジョニーの約束」は、2005年の最高傑作映画の一つである。

 

カルヤナ・シラ・フィルムズ社の第4作目の映画となった「ジョニーの約束」は、インドネシア映画の質の高さとエンターテイメント性を再び世に示すことになるであろう。

 

この映画の血となりアドレナリンとなっている音楽のほうは、音楽監督のアゲと国内トップクラスの個人バンドの面々が担当。映画「ジョニーの約束」のサウンドトラックは、過去にインドネシアで作られたサウンドトラックの中で最高の出来栄えと評されている。


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