バリ州知事
日本語専門学校「パンダン・カレッジ」開校記念式典におけるバリ州知事の祝辞
2007年4月26日(木)
場所:Jl.Cok
Agung Tresna No.15, Griya Alamanda Blok No.7, Renon, Denpasar, Bali
本日の式典にご列席の全ての皆様、
パンダン・カレッジ校長様、
開校記念式典実行委員の皆様、
オーム・スワスティアストゥ
(訳注:バリ語の挨拶の言葉)
お祝いの言葉を述べさせていただく前に、唯一至高神イダ・サン・ヒャン・ウィディ・ワサに感謝の祈りを捧げたいと思います。私たちが今日、健康に恵まれこうして日本語専門学校パンダン・カレッジの開校記念式典に集うことができたのは、神のご加護によるものであるからです。
バリ州政府を代表致しまして、この晴々しい式典に御招待いただき、ご挨拶をさせていただく機会を与えていただきましたことに、心より感謝申し上げます。
本日はパンダン・カレッジの開校、誠におめでとうございます。
私がこれから述べさせていただくことが、民間教育機関としてバリ州での教育に寄与しようとするパンダン・カレッジにとって、また、この素晴らしい学校での学習に直接関わる先生方及び生徒の皆さんのお役に立つことができれば幸いです。私は、将来、生徒の皆さんとバリの社会及び観光の発展にとって必ず有益なものになるであろうこの日本語専門学校が、ここバリの地に開校されたことを大変喜ばしく思っております。
今この時期に、日本語教育を開始しようとするパンダン・カレッジの構想とイニシアティブは、まさに時宜に適うものであると考えます。なぜならば、ご存知の通り、世界的な観光デスティネーションであるバリ島を訪れる旅行者の中でも、日本人旅行者の数は群を抜いているからです。このため、これまでバリ州の地方自主財源に最も大きく寄与してきた観光業の発展、さらには、バリの社会の発展にとって、今後の貴校の貢献ならびに存在価値は極めて大きなものとなることでしょう。バリ州の教育分野における発展に努めようとするパンダン・カレッジ関係者各位のイニシアティブと貢献を高く評価し、感謝の意を表するとともに、貴校の努力が、バリの観光の発展、ひいては、バリの経済の向上に繋がることを願っております。
テクノロジーの進歩、貿易及び自由市場に象徴される通り、グローバリゼーションがますます進む中で、英語の他にもいくつかの外国語をマスターすることが求められていることは周知の通りですが、その中でも日本語の必要性は特に高いのではないでしょうか。そういった意味において、日本語専門教育機関であるパンダン・カレッジが最大限に機能し、その目的と使命が実現することを祈念しております。
最後に日本語専門学校パンダン・カレッジのご成功をお祈り申し上げ、私の祝辞とさせていただきます。
オーム・サンティ・サンティ・サンティ・オーム(訳注:バリ語の結びの挨拶)
バリ州知事 デワ・ブラタ