プレスリリース
Berbagi Suamiを通して語る、女性と一夫多妻制 2006年3月15日、ジャカルタ 日常生活の現実をスクリーンの中で「衝撃的」に描き出すことにかけては、ニア・ディナタ監督の右に出る者はいない。一昨年の大ヒット作Arisan!に続き、ニア監督は新作映画Berbagi Suamiにおいても再び現実を鮮烈に映し出している。このBerbagi Suami は、監督自身が観察や調査を通して目の当たりにしたポリガミー(一夫多妻制)の実情を、女性の視点から物語った作品である。 「私はごく普通の、日常的に私たちの周りで起こっているようなことを、現実味のある葛藤を交えてスクリーン上に描き出したかったのです。私たちがポリガミーを考えるにあたって、また、結婚生活においてある決断を下す際に、心の目をより開かせることになればと思っています。既に結婚している方にも、これから結婚を考える方にもぜひ観ていただきたい作品です。」ニア監督は作品についてこのように語った。 Berbagi Suami ではサルマ、シティ、ミンという3人の女性の話、つまり3つのストーリーが平行して展開していく。Berbagi
Suami に登場する女性たちはそれぞれ年齢、社会的地位、出身が異なるが、3人共、夫が複数の妻を有しているという点で共通している。サルマ(ジャジャン・C・ヌル)は、バタヴィアという文化的背景を持ち、エリート階級を代表する50代の女性。シティ(シャンティ)は、ジャワ地方出身の30歳手前の女性。ミン(ドミニク)は、華人系の19歳の女の子。3人は街中で偶然出会うことはあっても、互いについて知り合うことはない。しかし、実はそれぞれに一夫多妻という同じ家庭事情を抱えているのだった。映画の中で、サルマ、シティ、ミンは自身のポリガミー生活について語る。 出演者たちにとっても、Berbagi Suami は様々な意味で特別な映画であったようだ。「この映画はテーマが素晴らしく、話題性があるという点で卓越した映画です。とても大切な、かつ斬新なテーマです。このポリガミーというテーマの中で、第一夫人の役を演じるのは非常に興味深いことでした。なぜなら、このテーマは他でもない私たち女性、そして女性の置かれた状況に関わっているからです。」サルマを演じたジャジャンはこう話す。シティ役のシャンティは「Berbagi Suami を観て自分自身を観ているように感じる人たちも多いのではないでしょうか。ポリガミーは何も非日常的なことではなく、それにまつわる何らかの経験を持つ人は相当多いはずですから。」とコメントしている。一方、映画初出演となったドミニク(ミン役)にとっては、一夫多妻制という複雑なテーマを演じるのは容易なことではなく、100%全力でこの映画に集中したという。 このほか、Berbagi Suami には、リエク・ディア・ピタロカ、リア・イラワン、ヌンキ・クスマストゥティ、イラ・マヤ・ソファ、エル・マニック、ティオ・パクサデウォ、ウィンキ・ウィルヤワンなどが出演。また、カメオ出演として、アミン、マウディ・クスナエディ、アルフィン・アダム、エルウィン・パランクアン、ルラ・カマルも登場する。 カルヤナ・シラ・フィルムズ社製作の同映画において、ニア・ディナタ監督とチームを組んだ製作スタッフたちも錚々たるメンバーだ。撮影監督にイプン・ラフマット・シャイフル、編集にヨガ・K・クスプラプト、また、フランスのウォールワークスより共同プロデューサーとしてClaude
Kunetz、美術監督としてWencislausが参加。また、サウンドトラックはアクサラ・レコード社との共同制作で、バンド“Sore”、“White Shoes and The Couples Company ”が作曲とスコアリングを担当した。 Berbagi Suami 2006年3月23日より映画館にて公開 お問合せ先: Website:
www.berbagisuami.net Office Promosi Ltd Adachi-ku, Tokyo 120-0001 Fax.03-5616-4200
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